2017年02月01日

アフタヌーンの傑作!漫画『五年生』感想(ネタ

【リライト】2017.1.31 【初稿】2016.12.6

こんにちは、jikuasi(jikuasi)です。
本日ご紹介する一冊はこちら!




”就職も決まり、後は卒業を待つだけ……。そんな平和な日々が、一瞬にして崩れ去った。『四年生』の明夫(あきお)と芳乃(よしの)が学生と社会人に分かれ、微妙に変わってくるふたりの関係。ライブ感覚恋愛論、新章の始まりです。”amazonより


こんな方にオススメ

・なにがしなきゃと思うけれど、なにもしないまま毎日が過ぎていっている大学生

・遠距離恋愛になってしまった社会人



個人的に好きなアフタヌーンコミックスの作品です。
アフタヌーンは寄生獣をはじめとした良作が多い!

今回の五年生は、大学生の恋愛を描いた作品。
でもいわゆる”恋愛モノ”とはひとあじちがいます。


・あらすじ

勉強も出来て将来の計画も抜かりなし、強い信念を持ち日々を過ごす、しっかりものの芳乃と、終始気だるそうに大学生活を浪費し、朝までゲーム三昧の堕落した生活を送りがちなぐーたらな明夫。

端から見ればなぜ付き合っているのか分からない、そんな不釣合いな二人。だが、二人の絆はもう、長年連れ添った夫婦のような、”当たり前の存在”となっていた。

しかし、卒業を真近に控えたある日、運命のいたずらによって二人の将来は引き裂かれてしまう(ほんとの原因は明夫のズボラw)

芳乃は春から東京で社会人、一方の明夫は1年留年して、そのまま大学五年生となってしまう。
二人の今後はどうなるのか…



という感じ。


・感想


恋愛ものなんですが、よくある漫画のように美化されることは一切なく、ただただリアルに描かれています。

ドキドキとか、ときめきとかいったものはありません。

リアルな世界として書かれている分、心理描写がとても丁寧で繊細。

とても、「マンガ」の中とは思えない、リアルな世界の生の人間のやり取りが感じられます。

またその書き方が上手い。吹き出しで喋らせるのではなく、ほんのちょびっとした表情の変化の書き分けや、トーンの使い方で表現してます。

行間を読む、ということばがぴったりです


留年してしまって、周りから取り残されてしまった方や、恋人と付き合って長い、等の方には共感出来ると思います。

ちなみにこの五年生の物語の手前が描かれている『四年生』という作品もあります。こちらは一巻で終わるので、四年生から読むのがおすすめです。

よーい、どくしょっ!



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タグ:恋愛
posted by jikuasi at 12:00| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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